苑での生活 - つくも苑

健康管理

朝の体温・脈拍・血圧の測定や、月に一度の体重測定によって、皆様の健康状態をチェックしています。何気ない言葉や表情からも健康状態を把握し、適切な医療を施しています。

食事

つくも苑での食事は入居中やデイケアの皆様にとって大きな楽しみのひとつです。毎日の心のこもった一人一人に合わせた形態の食事に加え、行事の時の特別な食事や、お好み焼き、まんじゅう、プリンアラモード等を皆様と一緒につくる毎月の料理クラブがあります。ドリンクバーではお好きな飲み物を自由にお代わりしていただきます。また、苑の庭で収穫した梅でジュースを作ったり、柿もぎをして季節を感じて過ごしていただきます。

入浴

つくも苑では、平成22年に各階の浴室をすべて新しくしました。内装にもこだわった「つくもの湯」では、スタッフが明るい笑顔と会話で、心も身体も温まる癒しの時と場を提供しています。家庭のお風呂と同じような個浴、銭湯のような雰囲気の一般浴、機械を使っての特殊浴などでくつろげる時間を過ごしていただきます。入浴は心のリラックスと身体の疲労・血液循環の改善、リハビリ効果の増強など様々な効果が期待される大切な時間です。

リハビリ

そもそもリハビリテーションとは？
　身体的、精神的、社会的に最も適した生活水準の達成を可能とすることによって、それぞれが自らの人生を変革していくことを目指す過程のこと。

つくも苑のリハビリテーションは…

１、目標は「豊かな人生」

つくも苑でのリハビリテーションの目標は、その人らしい「豊かな人生」を送ってもらう事だと思っています。なので、筋力アップ、歩く能力をアップさせるだけでは目標は達成できません。その方の今までの人生や、今後の生活場所、家族の希望等、様々な情報からその人らしい「豊かな人生」はどういうものかを一緒に考えていきます。

（例）
足骨折後につくも苑へ入所。以前は農家をしており、本人家族ともにはまた畑ができるようになりたい、という希望を持っていた。
下肢筋力や歩行練習の他、専門職が自宅訪問をし、自宅内の環境や畑までの距離等を評価。そのような環境を考慮した屋外歩行練習や畑仕事に必要なしゃがみ立ち練習等を実施。自宅復帰時には屋外移動用の本人の状態にあった歩行器を選択し、無事自宅での畑仕事を再開する事ができた。

２、多職種で行うリハビリテーション

つくも苑では専門職の介入による身体機能や認知機能の評価、予後予測、適切な環境調整をはじめ、他者との交流や余暇活動等も考慮したプランを立て実行しています。
また、専門職が関わる時間だけではなく、普段の生活を通じてリハビリテーション効果を出すように努めています。そのため、多職種で共通の目標を持ち、こまめな情報交換をしながら、利用者さんのリハビリテーションをすすめていきます。

（例）
専門職による機能訓練の他、介護士が本人の居室から食堂までの移動を付き添いにて歩くようにしている。
普段の生活から歩く機会がある事で、訓練効果が出やすく、短距離の移動（歩行）が一人でできるようになった。

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